秋 その二

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一花でも群落でも、素敵な花である。
子供の頃はお墓近くにあったりで、不吉な感じもしたが、 別名の曼珠沙華で一転好きな花になってしまった。
「その一」にも画像があります。
山の端へ懸かる夕日や曼珠沙華  光リ
伊吹嶺 遠峰集19−1収載
木犀のかをり突き抜く空青し (2003,10) 金木犀と銀木犀がある。これは我が家の門前の金木犀。
馥郁とした香りが家の中まで漂い、幸せな気分である。
撫子。季語 秋、晩夏から咲くので夏とする歳時記もある。
秋の七草の一つ。これは八ヶ岳山麓の川原撫子。

撫子や瀬音聞き入る夕まぐれ            
なでしこやせおとききいるゆうまぐれ
桔梗(きちこう)や峡に谺す鐘の音 (2003,09) 秋の七草の一つ。古書には朝顔と記されていますが、 現在は桔梗が定説となっている。「ききょう」は「きちこう」とも。
秋の七草の一つ。白萩もあります。
「私の吟行地」の生田緑地にも画像があります。
寺の庭踏みどころなく萩盛る (2002,09)
曇天に潮騒聞けり破芭蕉 (2008,08) 芭蕉(ばしょう)、芭蕉葉、はせお、葉ずれの音にも秋を感ずるとし、芭蕉は秋の季語です。
風雨に痛んだものを破芭蕉(やればしょう)と呼び、独自の秋の季語としています。
ねこじゃらし、えのこぐさ、狗尾草(えのころぐさ)などと言われます。
代表的雑草の一つです。それでも、誰もが子供の頃の何らかの思い出につながる草の気がします。
土の所は商業施設の建築が始まりそうです。
園児バス止まる処やゑのこ草 (2003,08)
夕風にたをやぎたるや女郎花 (2003,08) 女郎花(おみなえし)、をみなへし、粟花。
秋の七草の一つ。
花の白いのは、男郎花(おとこえし)である。
蓼(たで)の花、これは大型のもので、大毛蓼(大犬蓼)の花です。
穂蓼、桜蓼、犬蓼。犬蓼は赤まんま、赤のまま、などと言われます。
夕暮れて家路急ぐ子蓼の花 (2003,08)
仕事終ふ庭の農夫や藤袴 (2003,08) 藤袴(ふじばかま)、香草、香水蘭、あららぎ、とも。
秋の七草の一つで、香りが良い。平安時代女性がこれを干し、髪を洗ったとか。




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