新年、春 その七

写真の上でクリックすると画像が大きくなります。戻るボタンで戻ります。

いぬなづな。
路傍に一般に生えている。ぺんぺん草の薺の花は春の季語なので春に分類。花は似てはいるが、色が 白ではなく黄色である。路傍の同じ黄色の花でも蒲公英、菜の花から始まってよく見ると違った花が沢山あるのに驚く。
俳句を始めたお陰で、町中を歩いていても楽しい。
甘菜、ムギグワイ、山くわい。季語 春としている本もある。
ユリ科の多年草で球茎は食用で滋養強壮剤ともなるようだ。これは、オオアマナで 毒草だそうだ。青い萼が見えるのがこれ。鳥が運んできたのか、 我が庭に発見した。

坪庭に鳥運び来し甘菜かな
蔓日日草。晩春から夏にかけて見かける。キョウチクトウ科。
日日草は晩夏から秋遅くまで咲き、季語は夏だ。ヨーロッパ原産の鑑賞花。
小金鳳華(こきんぽうげ)、蛙(ひき)の傘。季語 春。
田の畦などに見かける。有毒植物だそうだ。
馬の足形との違いは茎に毛がない。

 雨降らぬ畦に明るし蛙の傘
リラの花、ライラック。季語 春。
リラの咲く頃のうすら寒をリラ冷えと言う。

リラ冷えや血圧計の高振りぬ
丹頂草。季語 春。
直径5ミリほどの小さな花がびっしり付く。鎌倉円覚寺松嶺院にて。
花の咲きたては、ヒトリシズカに似ている。丹頂鶴のようでもある。
苧環(おだまき)。季語 春。
これは深山苧環。栽培種にはいろんな色がある。一番好きな色だ。
鎌倉円覚寺松嶺院にて。
紫華鬘、けまん、華鬘草。 季語 春。
鯛釣草が華鬘草だが、この路傍に咲く花も華鬘草とも呼ぶようだ。
群雀(むれすずめ)。季語 春。
マメ科の金雀枝(えにしだ)に似た花を付ける。花は最初黄色で後赤みがかかる。 枝には長い棘がある。我が家の庭木。親が生前に植えたものだろうが、名前を初めて知った。
なおえにしだは季語夏。
ウンナンハギ。
雲南萩と書くのだろうか?何を見ても出ていないので解らないが、鎌倉円覚寺松嶺院にはこんな 札が下がっていた。2メートルほどの灌木である。


 次へ



 索引へ

 夏へ
 秋へ
 冬へ
トップページへ