夏 その一

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どくだみの花です。十薬とも言われ薬草ですが、茎や葉を折ったりすると強烈な匂いがします。
この花の美しさは、俳句を始めてから知りました。
「伊吹嶺」8月号伊吹集収載
十薬の白き庭隅昏れ残る(2003,05)
アザレア。皐(杜鵑花)の園芸種。
江戸時代から明治に掛けて、日本のサツキと台湾山躑躅などを掛け合わせて作られた。主に英国やオランダで 改良が進み、西洋躑躅として逆輸入されている。我家では躑躅が終るとこのアザレアが咲き、皐へと橋渡しする。

源平にアザレア咲けり五月晴
横浜市都築区のセンター南駅近くの正覚寺。
花菖蒲、紫陽花が美しい寺苑です。
花菖蒲浄土となりし寺苑かな(2001,06)
星屑を集めしごとく額の花(2001,06) 上の画像と同じく、正覚寺の庭園です。
額あじさいの花です。他の紫陽花も大変綺麗です。
百日紅(さるすべり)の花です。
盛夏から晩夏にかけて長い間咲いています。
これは我が家の庭木です。
一片の雲なき美空百日紅(2001,06)
立ち葵バス待ち人と共にあり(2001,06) 「蜀葵」も、たちあおいと読む。梅雨時から盛夏に掛け、順次に咲のぼる。
夏らしい花の一つ。
ひまわりは他に日輪草、天蓋花などの呼び名もあります。
子供の頃への郷愁を呼ぶ花と思いませんか?
向日葵やがき大将の汚れ顔
ぼうたんの些々揺れ眩し鐘撞き堂(2003,04) この牡丹も紫陽花で紹介した、正覚寺の庭園です。
町田えびね苑のシンボルツリー、大きな朴の樹でした。
泰山木とも違う気品のある花です。

 薫りくる空見上ぐれば朴の花
かおりくるそらみあぐればほうのはな
見も知らぬ人の会釈や浦島草(2003,05) 林に生える多年草。サトイモ科。
花の先が釣り糸を垂らしたように長く垂れている。浦島太郎の釣り姿だそうだ。
町田えびね苑にて。

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