秋の花 4

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紅花隠元の花。 季語 隠元豆で秋。
白い花もあるが、これは白いんげんになり、紅花はうずら豆となるのかも知れない。解らないが畑に綺麗な紅である。 寺家ふるさと村にて。
野牡丹、紫紺野牡丹。季語 秋。
一般に見る野牡丹が紫紺野牡丹でブラジル原産。古来の野牡丹は奄美大島に自生する別種の夏の花だそうだ。 小石川薬草園にて。

 野ぼたんや脚に擦寄る寺の猫  光リ
伊吹嶺 遠峰集19−3収載
雀瓜。 季語 秋。
主として実を言うのだろう。花は烏瓜と違い、小さな白い花だ。実も烏瓜よりは小さい。石神井三宝寺池にて。

 朽竹に雀瓜の実未だ青し
オクラ、秋あおい 季語 秋。
開花後5,6日の実が食べ頃だそうだ。花はトロロアオイや綿の花に似る。横浜市青葉区にて。
ジンジャーの花。 季語としては見当たらない。
立派な綺麗な花であるが、あまり詠まれていないようだ。 近縁種に食用の生姜があるが、葉は似ているが、これほど大きくもならないし、花も日本では咲かないそうである。 読者より、和名生姜の花と書いていたので、貴重なご忠告を得た。和名は花縮紗(ハナシュクシャ)と言うそうで、 江戸時代に渡来した、観賞用の花だそうです。横浜市青葉区にて。

 ジンジャーの花の高さや秋乾く
藪蘭。 季語 蘭で秋か、藪蘭ではない。
地味な花で庭木の下などに植えられるが、ここは広いところに群生していた。三宝寺池にて。

 藪蘭の小暗き道や秋遍路
ハグロソウ。 キツネノマゴ科 秋の草。
歯黒草か羽黒草か葉黒草なのか?キツネノマゴにしても名前の由来が解らない。
ピントが甘かったが初めてなので載せる。三宝寺池にて。
桜蓼。 季語 蓼の花で秋。
沼地など水辺に自生する。花も花付きもよく見ると桜に似ている。大きさは蓼の花よりも小さい。これは、白桜蓼だ。 石神井 三宝寺池にて。
下の桜蓼は寺家ふるさと村にて。

 さくら蓼木道水漬き転け易し
さくらたでもくどうみづきこけやすし
草連玉(くされだま)。サクラソウ科オカトラノオ属の湿地を好む。
スペイン語のレタマから来た名だそうだが、腐れ玉と思われる可哀想な花。 八ヶ岳山麓にて。
沢桔梗。 季語 秋。
山野の湿地や水辺に咲く。秋の麒麟草や乳茸刺などと花野をなしていた。八ヶ岳山麓にて。

 湖暮れて穂明かり灯す沢桔梗
うみくれてほあかりともすさわぎきょう



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