夏の花 3

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山葵の花。季語 夏。
山葵や山葵田、山葵沢は春の季語となるので注意が必要だ。美ヶ原にて。

 花山葵湧水崖を割つて落つ
とがすぐり。季語 夏。
スグリは、晩夏には球形の赤い実を付けて食べられる。これは花であり、なおかつ、実に棘の生える タイプだと思う。花の付き方から。花を詠むとすれば、すぐりの花とせねば解らない。美ヶ原にて。
橡の花。季語 夏。 橡の実は知っていたが、花は初めて見たと思う。結構風が強かったが、白い果穂を真っ直ぐ突き上げて 咲く様は、見応えがあった。諏訪にて。

 勝ち鬨の腕挙ぐるごと橡の花
蝦夷瑠璃草。季語 瑠璃草は夏。
瑠璃草 とは、花の形が違う。少し長細い花だ。これも大輪朱鷺草のSA売店で。
青花雛草。夏の花。
雛草(ひいなぐさ)はカラスムギでこの花とは別種だ。大輪朱鷺草と同じSAで。
大輪朱鷺草(ときそう)。季語 朱鷺草で夏。
洋花か?大きな花。中央道のSAで売っていた。
あやめ、白あやめ、ちゃぼあやめ。季語 夏。
これも吾が庭のもの。肥料もやらぬが良く咲いてくれる。

 花あやめ藍濃き雫こぼしけり
羽衣ジャスミン、素馨(そけい)。初夏の花。
我が家の庭のものだが大変良い香りがする。昨年の今頃、鉢で買ってきて地上にしたものである。 2センチ程の5弁の花が密生する。これも蔓性木本である。
忍冬、忍冬(すひかづら)の花、金銀花。季語 夏。
1日経つと白い花が黄色に変色する。良い匂いの花である。蔓性木本。 上総の家ではうっかりすると垣にすぐ絡みついて大きくなるので困る。

忍冬の垣に錆びをり屋敷町
17年伊吹嶺誌10月号遠峰集
馬鈴薯の花。季語 夏。
横浜市青葉区にて。

 馬鈴薯の花のむらさき目に涼し



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