夏の花 5

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縷紅草、るこう。季語 夏。
細い茎で木や垣にからむ。漏斗状の花である。
風蝶草、西洋風蝶草、クレオメ。 季語 夏。
本名は西洋風蝶草であるが、俳句では風蝶草と詠っているようだ。
花期が長く、7月〜10月まで咲いている。

ランドセルの捨てて置かれり風蝶草
千日紅、千日草。季語 夏。
切り花にしても、色も褪めにくくドライフラワー的な花。最近花が大きなものや色もずいぶんと 豊富になってきた。敗戦の日、裏庭に咲いていた千日紅の赤色が思い出される。

 敗戦忌庭あかあかと千日紅
現の証拠、医者いらず、たちまちぐさ。季語 夏。
白または紅紫色。田圃の畦のその他の雑草に紛れて咲いていた。漢方薬である葉の形は知っていたが 花は初めてみた。寺家ふるさと村にて。
ガウラ、白鳥草。北アメリカ原産。夏から秋にかけて花期は長い。
ご近所の庭ののり面にあった。家人がいたので聞いてみたが名前は知らず、増えて困る、どこかから 飛んできた花だとのことであった。私が解ったのも秋になってから偶然本で知った。
仏桑花、ハイビスカス。季語 夏。

 ジャズ流る茶房の窓の仏桑花
瑠璃茉莉(るりまつり)、プランバーゴ。夏7月から秋10月頃まで次々と咲く。
ジャスミンの茉莉花とは種類も違い、香りはない。南アフリカ原産。
蒲の穂。季語 夏。 先端の枯れているところが雄の穂で太いパンみたいなのが雌の穂だそうだ。

 蒲の穂の雨を吸ひたる重さかな
三時草、三時の貴公子、爆蘭。スベリヒュウ科。夏から秋にかけて。
午後三時にならないと開かない花だそうだ。それにしても「三時の貴公子」とは。藤村邸にあったが、訪問は午前中であった。ピンク色のが花で、芝桜の ような花だ。熱帯アメリカ原産とあるが、どこだろう。
牡丹臭木(ぼたんくさぎ)。クサギの花は秋の季語。
臭木は、8月頃から咲き、綺麗な実を付ける。花も実もともに秋の季語となっている。
この牡丹臭木は藤村旧居に咲いていたもので、7月であった。
中国原産でヒマラヤクサギとも言うそうだ。



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