夏の花 7

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犬沼虎尾草(いぬぬまとらのお)。 季語 虎尾草で夏
一般的には、よく似た「岡虎尾草」を虎尾草と言うようだ。庭に良くある 紫の虎の尾は花虎の尾と言う。 目黒自然教育園にて。
夏薊 季語 夏。
薊は春から秋まで咲くので、単に薊の花とか、野薊とすれば春の季語となる。このような大型の薊は鬼薊とも言う。
種類は多いようだ。横浜市青葉区。

 登校の道棘とげの夏あざみ
狐の手袋、ジギタリス 季語 夏。
狐が名前に付く草花も多いが、これは外国の直訳のようだ。花が包のようなので言うようだ。7月梅雨明けの近い頃に 咲いている。

 夕風に辞儀繰り返すジキタリス
竹煮草ケシ科の多年草。 季語 夏。
茎を折ると橙色の液が出る。少し不気味な植物である。液は実際毒だそうだ。ちょっとした空き地に良く生えており、 子供の頃より馴染みの草花だが、名前は俳句を始めてから知った。


 コンクリの塊なす荒地竹煮草
こんくりのくれなすあれちたけにぐさ
靭草(うつぼぐさ)、夏枯草(かこそう)。シソ科  季語 夏。
靭草は花穂が円筒形で、弓矢を入れる「靭」に似ることから、また夏枯草は真夏に枯れたように褐色になることから。 利尿剤の生薬。八ヶ岳山麓にて。

 急登に息整ふる靭草
花乳茸刺(ハナチダケサシ) 乳茸刺はチチダケを採り、この茎に刺して持ち帰ったため。白いのがハナチダケサシ。乳茸刺はピンク色のを言う。
鳥足升麻(トリアシショウマ)と思ったが違うそうだ。似すぎていて私には分類出来ない。八ヶ岳山麓にて。
乳茸刺(チダケサシ)ユキノシタ科 季語には見当たらず。
名前の由来は上の花乳茸刺の通りである。八ヶ岳山麓にて。

夕菅、黄菅ユリ科。 季語 夏。
夕菅、日光黄菅、萱草など似てはいるがそれぞれに特徴があり面白い。八ヶ岳山麓にて。

 流木で炊く飯盒や花黄菅
アルストロメリア、百合水仙、インカの百合。 花期5月〜7月
球根だそうだ。例年農家の人がこの花を売りに来るのだが、聞いても名前は知らないとことであった。やっとネット上の 物知りに教えて頂いた。
クリトリア、蝶豆。 花期 7月〜9月
この花も綺麗な花だが名前がわからず、上と同時に教えを乞い、正解を得た花である。どんどん洋花が押し寄せて、簡単には 名前すら判らなくなってきた。洋名は変な名前で驚きだ。一重と八重があり、これは八重咲き品種。



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