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 山門は白木の柱夏立てり
12年伊吹嶺誌10月号遠峰集収載句

 老鶯や大山門の面構へ

 夏蝶や読経の低く漏れ来る 

 本堂には国宝の紙本著色当麻曼荼羅縁起が在り、拝観も出来るそうだが、この日は法会が行われており、 読経の声が涼やかであった。庭は、三尊五祖の石庭本堂の反対側は蓮池を中心とした浄土庭園となっていた。
 開山堂と大蘇鉄、下闇の多くの五輪卒塔婆など見るべき物が多い。

 三尊五祖御座す石庭風かをる

 紅深き杜鵑花そびらに阿弥陀仏

 緑さす鎌倉古寺の花頭窓 

 光明寺は鎌倉のメインからは少し離れているが、旧い大寺院でありすばらしい。また、裏手の山道からの 海の眺めも素敵だ。稲村ヶ崎そしてその向こうに江ノ島を望める。
 ここに来たら、材木座海岸と補陀落寺も寄れる。補陀落寺は七堂伽藍の大寺だったらしいが、今は本堂と 庫裡を残すのみ。立浪草が揺れていた。
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