旧大山街道 溝の口近辺

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   実石榴やかの子記念碑空高く

岡本太郎とかの子

 名古屋から句友が来るというので、多摩川土手から溝の口まで旧大山街道を歩いて見ようとなった。
 この日は飯田蛇笏の忌日であって、高速道路の先に山梨の山までは見えないが丹沢の山々がくっきりと 嶺を並べていた。土手には彼岸花が咲き、この地に生まれ育った岡本かの子と太郎のよすがを偲ぶことも 出来た。太郎の作になる、二子神社の、かの子文学碑を訪ね、街道沿いに金物屋の大釜や「忘れ得ぬ人々」 で溝の口を描いた国木田独歩の碑、蔵造りの呉服屋や薬屋など見て歩いた。光明寺の本堂は明治時代に二子学舎 が置かれた場所で、近代小学校の楚であるそうだ。
 途中大山街道ふるさと館を見学、街道を少し外れて二ヶ領用水を遡り、昭和16年に出来て、国の登録 有形文化財となっている、円筒分水も見た。街道に戻り、宗骼宸ナは芭蕉句碑、日蓮の童子像などを見て 溝の口の賑やかな呑み屋街へと足を向かわせた。
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