台湾編(台北近郊と花蓮)
野柳風景特定区。瘤の高さは1メートル20センチほどある。
台湾に旅したのは、実は2年ほど前になる。旧聞に属することにもなろうかと書くのを躊躇ったのであるが、
写真もあることだし、読んでみたいとのお話も頂いたので挑戦してみることにした。
今回は2泊3日で、台北近郊と花蓮の太魯閣(タロコ)峡谷を探訪することであった。従って、台湾の北部の
一部と亜熱帯地方の入り口の一部の上っ面を掠め見てきたに過ぎないので、自分勝手な解釈もあるかも知れない。
事前にお断りしておく。
野柳(イエリウ)、淡水(タンシュイ)
11時に羽田をフライトした中華航空機は、約3時間で中正国際空港に着陸した。時差は1時間のマイナスである。
したがって、現地時間の午後1時には台湾の地を踏んでいた。
空港の混雑は成田や羽田、関空ほどではないにしても、予想を超える人並みであり、台湾の経済環境の良さが感じられた。
一行は観光バスで台北市内を通過、まず野柳に向かった。
途中、何カ所か立ち寄ったのだが、忠烈祠しかすでに記憶にない。
忠烈祠は、広大な敷地に辛亥革命や抗日戦で戦死した将兵33万柱を祀ったもので、直立不動の衛兵が有名である。
バッキンガム宮殿の近衛兵の交代やチェコのプラハ城の衛兵交代など見たが、メルヘンを感じこそすれ軍国主義や
戦争礼賛を感じるものは何もない。
日本にも皇居などあるのであるから、古式床しい形での衛兵交代などやれば、海外の観光客も喜び観光資源にもなるだろう。
野柳は、陸上竜宮と呼ばれるそうで、隆起と波の浸食により作られた、奇岩怪石が林立する奇勝地である。
ここのシンボルはクイーンズ・ヘッド(女王頭)と言われる岩で、英国コインの肖像によく似ていた。
その他の岩もみな名前が付いており、乳石、美女出浴、仙女蛙などがある。一帯は海岸自然公園となっており、
遊歩道がついているので、順次見て歩ける。ここの夕景も素晴らしいとのことだが、ガイドによれば、この後の淡水河口の夕景
を楽しみにしてくれ、とのことであった。
ちょうど小学生の遠足とぶつかり、騒々しい中の観光であったが、関東で言えば、三浦半島の油壺の規模を大きくした感じ
の海であった。ここで小一時間を過ごし、淡水に向かった。
バスは岬の海岸線を1時間くらい走った。途中で海に落ち込む夕日をかいま見ることはできたが、少々雲も厚くなり、
スポットに降り立った時はほんのわずか遅かったようである。
ではあるが、途中で見た夕日の輝きをこの情景の波の上にイメージすることができた。
夜は「天香楼」という台北で唯一の杭州レストランで酒肴を満喫した。ただ台北の夜の屋台も楽しそうで行くつもりに
していたのだが、宿所のシャーウッドホテルに向かはざろう得なかった。
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