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ねことすむろじょうのたつきかぜひかる  この公園は今では路上生活者のテントがいくつもあるが、その昔は十二社池と言う池があり、その 畔は歓楽街であった。今では近くの熊野神社が十二社(じゅうにそう)熊野神社としてその名を 僅かに留めている。

 猫と住む路上の生計風光る
平成二四年伊吹嶺誌六月号遠峰集収載
 花街の跡の公園梅三分
 熊野三山の十二所権現すべてを祀ったのが十二社熊野神社の由来。文化財にこの七人役者図絵馬( 一七七三年奉納)と蜀山人の銘文がある水鉢(一八二〇年奉納)などがある。

 春寒や顔剥落の役者絵馬
平成二四年伊吹嶺誌六月号遠峰集収載
 鰹木の黄金光よ鳥帰る

 春落葉蜀山人の水鉢に

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