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雪の津軽行(青森県)

じよんがらの激しき撥や軒つらら
弘前から青荷温泉
明けの明星が瞬く横浜の空を後にして、既に大雪となっている青森へ向かった。盛岡の辺りでは窓の外は
吹雪のようで、雪の田圃の向こうから突然電車が現れたりした。八戸のあたりでは朝日が差し、吹き溜まりの
雪に獣の跡がどこまでも続いていた。
新青森で乗り換える特急つがるは降雪のため相当の遅れとなっていた。ある程度の予定は組んであるが、
本日は雪の秘湯宿、ランプの青荷温泉に最終つければよいので、久しぶりの雪を見て凍り付くプラットホーム
を楽しんだ。
弘前駅で途中下車。ねぷた館でじょんがら節を聴き、弘前城のお堀をタクシーから眺めて、手動ドアの
弘南鉄道で弘南黒石へ、そこからバスで40分ほど虹の湖、ホテルの迎えのマイクロでランプの宿に夕刻
到着した。
初旅や明け星一つ空に置き
風雪の原に忽然ディーゼルカー
雪の駅遅延列車のアナウンス
津軽富士の裾伸びらかや冬の雲
暖房車手動のドアを女高生
深雪晴森まで続く獣跡
露天湯に砕けて光る寒の月
露天湯へ深雪明りを伝ひけり
しづり雪湯屋に裸身を震はせる
津軽弁真似て囃せり囲炉裏端
岩魚焼く炉火の赤々秘湯宿
屋根雪の暗く迫りだす山の宿