百花園

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  にょにんみるみつまたのはなうなだるる  2年ぶりに百花園を訪れた。
 前回の訪問よりだいぶ遅いので、百花繚乱と思いきや、梅がちらほら、蕗の薹も前回より少ない。
 晴れてはいなかったが、寒いと言うほどのこともなく、小さな花を見つけては喜ぶ吟行となった。
 今回は園内の御成座敷を借りて句会を催した。
 椿は早く咲いたのだろうか?木下は真っ赤な椿の花が形もそのままに落ちて地から咲いているようだった。
 節分草も可憐な花を咲かせていた。
 暦の上では春であるが色の濃い菫が咲いていた。感じは冬のすみれであった。
 
 山茶花の三歩譲りしはせを句碑

 白梅や開け放ちたり句座の玻璃

 濃すみれの一叢寂し藪の隅

 落ちてなほ紅鮮やかな椿かな

どんてんにきぶしせんじょうゆれいたり
曇天に木五倍子千条揺れゐたり

 細枝に紅濃き木瓜の蕾かな

 疎流れに光かへせり猫柳

 女人見る三椏の花項垂るる

 「花と俳句」の項載せるべきものばかりだが、百花園のみの吟行であったので、こちらにアップしました。
 なお、写真は上から、
 「三椏(みつまた)」
 「椿」
 「菫(すみれ)」
 「木五倍子(きぶし)」
 「木瓜(ぼけ)」である。

最終吟行日2006,02,24





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