今年も行きました

(2004)
写真は写真の上でクリックすれば大きくなります。
 
大揺れの藤房青き空の下 (2004,04)  今年は桜にしても、菜の花にしてもやたらに開花が早いようなので、エビネはともかく、熊谷草や浦島草など昨年よりも 早く咲いてしまうだろうと思い、4月中旬に出かけた。
 ところが開園期間が決まっているようで、4月26日からしか入園が出来ないとのことで本年も偶然ではあるが昨年 同様、5月1日の訪園となった。
 しかし予想どおり最盛期を若干過ぎている花々が多かった。
朴の花だけは満開で辺り一面に芳しい香をまき散らしていた。都会とは思えぬ森林の中で、3時間ほど自然の恩恵に 浸って心が豊かになった気がした。
 トップの藤はえびね苑入口の鎌倉街道のものであり、入園出来なかった日の写真である。風が強く、歌舞伎の踊りの ような豪華な振りを見せていた。
 谷底の黄エビネは、木漏れ日を受け、より一層輝いていた。 
 昨年は九輪草は少し早く、九輪らしくなかったが今年は見事であった。今回は白の九輪草を写してきた。
 著莪(しゃが)の花は家庭の庭先にもあるかも知れない。でも大きな農家や古刹が良く似合う花だと思う。
夕空に野寺の鐘や九輪草 (2004,05)
豪農の大き石垣著莪(しゃが)の花 (2003,05)


                吟行日 2004,05,01




     画像は他に俳句と写真の春、夏にもあります。


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