|
令和五年の夏祓えは、梅雨の晴間で、風は強かったが、コロナ禍も一段落。疫病払いにはまあまあの天気であった。
青嵐の境内には茅の輪潜りを待つ人であろうか、緑蔭の木漏れ日に船を漕ぐ人も散見された。まだまだ大盛況とは行かないが
外国人もちらほら。このような儀式が海外にも認知されることは、嬉しいことである。
産土神の磐座掃いて青嵐
23年伊吹嶺誌9月号風光集
緑蔭や殊に上総の一宮
|
緑蔭や磴の木漏日玉のごと
23年伊吹嶺誌9月号風光集
外つ国の人も混じりて御祓待つ
結界の笹揺れにゆれ大南風
|
|
|
茅の輪の直径は3mを越え、県下最大と言う。8の字に潜り最後に潜るとき、萱を数本抜いて行く。これを小さな輪にして半年の
お守りとするのだ。抜きやすいところはどんどん細って行った。
神官の長き祝詞や夏の雲
総代の黒紋付や玉の汗
切り幣の風に高舞ふ夏祓
|
菅抜や抜かれ抜かれて輪の細る
23年伊吹嶺誌9月号風光集
八の字に潜る茅の輪や児を肩に
23年伊吹嶺誌9月号風光集
大太鼓打ちて始まる夏神楽
|
|