新宿御苑(東京都新宿区)
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閑けさや花影水に動かざり


 飛鳥山はお花見最盛期には若干早かったこともあり、友人と新宿御苑の桜を見に出かけた。
 ここは江戸時代は信州高遠藩主内藤家の屋敷跡であり、明治39年に皇室の庭園として作り替えされたとのことだ。
 広さ役18万坪。大きく分けて、日本庭園、フランス式庭園、イギリス風景式庭園と母と子の森になっている。
 桜は約65種類だそうで、苑内のいたるところでお花見が出来る。首都のど真ん中と言うことで、外人が多いのには 驚いた。新宿や六本木の街中と何ら変わるところがなかった。
 桜以外にも、玄海躑躅や利休梅、海棠や初めて見る花梨の花などがあった。花木ではこの後花水木やハンカチの木が 見頃となるようだ。
 苑の外には都内第3位の高さのNTTドコモ代々木ビルが抜きん出ていた。



   芽柳やあるか無きかの風捉ふ


   手を延べて青い目花を愛でにけり




   風神が風の加減や花の舞


   池風を捉へて生るる花筏




   放列のカメラ待ちをり花舞ふを


   花の園寒緋桜の一樹あり




   花万朶長く水尾ひく番鳰


   くわりんとは紅き花とは知らざりき

[了]
吟行2009,04,04


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