写真は写真の上でクリックすれば大きくなります。
戻るボタンで元に戻ります。
谷中から本郷菊坂へ(東京都台東区・文京区)



コロッケの匂ひ夕焼け段々に



谷中界隈

 今年は桜が3月後半から咲き始めたが花冷えどころか雪まで積もる気候変動で4月半ばまで長いお花見が出来た。  蒲郡から俳句仲間が子規庵に行きたいと見えたのでご一緒に吟行をすることとした。
 谷中、根津神社、東大三四郎池、一葉の菊坂をご案内できた。このページではルートの下見をしたときの、お堂でオペラ の練習中の月見寺、女性に人気の江戸小物屋「伊勢辰」、紺屋の集まっていた蛇行する川を道にした谷中へび道は時間 で行くことが出来なかったがその時の句も2,3混ぜて作った。
 駆け足吟行ではあったが、食の方でも鶯谷の「笹乃雪」芋坂の「羽二重団子」を味わって貰えた。旅の思い出になれば 嬉しいことだ。
 谷中は一茶や山頭火縁の月見寺、彰義隊縁の経王寺、五重塔の天王寺、双葉山の墓の善性寺(羽二重団子の前)など をご案内出来た。



   花吹雪く堂ソプラノの声洩れ来

山頭火の句に「あすはかへらうさくらちるちつてくる」
   山頭火句碑やさくらのちつてくる



   花見衆に出来たて団子売りに来る


   春塵や寺の杉戸に矢玉痕




   鉢植ゑの金の生る木や春深む


   暮早し伊勢辰で買ふ小巾着
10年伊吹嶺誌遠峰集収載句




   丈六の露座の佛や樟若葉


   月見寺なれど花咲く只中よ




   五重塔焼けし礎石の花埃


   盲導犬花咲く道を案内せり




次へ