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子規庵から本郷へ
左は谷中墓地から子規庵や豆腐料理の「笹乃雪」に向かう途中の芋坂にある、「羽二重団子」の店である。
漱石や子規もこの団子や、豆腐料理を食べたと小説や記録に残っている。
この向かいにあるのが、善性寺で双葉山や石橋湛山の墓がある。
ここから子規庵はすぐである。子規庵は近頃まったく撮影を認めなくなったので面白くない。
子規庵の縁の下から母子草
子規庵の蹲踞に浮く桃の花
10年伊吹嶺誌遠峰集収載句
熊ん蜂乙女稲荷を離れざる
10年伊吹嶺誌遠峰集収載句
胞衣塚に映ゆる躑躅の濃かりけり
大試験終へし校舎や夕日濃し
10年伊吹嶺誌遠峰集収載句
春愁や夕日まみれの時計台
工学部裏に万朶の桜かな
芽柳の風柔らかし心字池
[了]
吟行2010,04,11
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