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蝋梅。季語 冬。
なんとも香りの良い花だ。蝋細工のような花も綺麗だ。
花の内側は暗紫色のものと、すべて黄色のものがあり、後者をソシンロウバイと言う。
らう梅や陽の金色を吸ひつくす谷口千賀子
ムーさんの伊吹嶺歳時記
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皇帝ダリア。 季語として確立していない。
日照時間が短くなると開花するそうで、近頃良く見かける。十分に2階まで届く高さに花を付ける。冬らしい花で
いずれ、冬の季語となるか?
夕照の皇帝ダリア冬めけり
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十月桜、冬桜、寒桜。 季語 冬。
同じ冬桜でも、十月桜は十月から4月頃まで咲き続けるものが多いようだ。そのくせ、何か侘びしい感じになる花だと思う。
冬さくら突と喃語を話す嬰 光リ
伊吹嶺 遠峰集19−3収載
冬桜淡々として影持たず 上田博子
ムーさんの伊吹嶺歳時記
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茶の花。 季語 冬。
お茶の花は不思議だ。どこで見てもきちんとした一定の形の花はない。歪んだ花びらが多い。
茶の花のほつほつ咲いて事無き日 下里美恵子
ムーさんの伊吹嶺歳時記
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石蕗(つわ)の花つわぶきと読む事もある。季語 冬。
数少ない冬の花である。明るい黄色であるが、派手な感じはしない。強さ、忍耐などを感じる花だ。
潮目濃き岬日和や石蕗の花 坪野洋子
ムーさんの伊吹嶺歳時記
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冬珊瑚玉珊瑚 ナス科 季語=冬。
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枇杷の花花枇杷 季語=冬。
実は夏の季語だ。
一葉の柔き筆あと枇杷の花 武藤光リ
ムーさんの伊吹嶺歳時記
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八手の花花八手 季語=冬。
猫出入り自在の地窓花八手 伊藤範子
ムーさんの伊吹嶺歳時記
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山茶花姫椿 季語=冬。
山茶花や縁切状の女文字 矢野孝子
ムーさんの伊吹嶺歳時記
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冬苺 寒苺 季語=冬
静岡の宇津ノ谷の峠に沢山見つけた。結構甘くて美味しかった。
冬苺一粒づつに日のぬくみ 牧啓子
ムーさんの伊吹嶺歳時記
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