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梅雨の東御苑(東京都千代田区)

走り梅雨番所の軒を伝ひ落つ
11年伊吹嶺9月号遠峰集収載句
走り梅雨であろうか。空は明るいが小糠雨が纏わり付いてくる。
ビジネス街の籤売り場は寄りつく人もなく売り子が通行人を見ていた。
大手門の漆喰は先日の東日本大震災で大きく崩れていた。電車が遅れ、待ち合わせた連衆には先に吟行を
始めてもらい番所趾を横目に後を追った。
そんなこともあり、カメラは疎かになったが、初夏の花を中心に数枚を撮ってきた。
左の谷空木はピンク綺麗で目に付いた。次は瓢箪木の花、これは金銀木とも嫁殺しとも言われるスイカズラ
科の猛毒植物だ。秋にグミのような大小2つ並んで出来る。これを食べると痙攣や嘔吐がひどいらしい。
同じく白い花では浪速茨、ここには載せていないが梅花空木や山法師が咲いていた。
当然木々の緑は大震災の日本を勇気づけてくれる色で、明るい気持ちにしてくれた。
過去の訪問東御苑、
初夏の東御苑もご覧頂ければ嬉しいです。
五月寒人立ち寄らぬ籤売場
橡咲くや地震に崩れし外曲輪
以上二句 11年伊吹嶺9月号遠峰集収載句
地震の痕残る御苑や花は実に
大奥の跡の青芝雨しとど
11年伊吹嶺9月号遠峰集収載句
樟若葉被災地見舞ふ天皇家
桜の実台座切り立つ天守跡
雨打てり浪速茨の大き白
山法師の花若緑小雨降る