夏の本土寺と小金宿、東漸寺

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  葉陰より光る青さや額の花

本土寺

ほんどじのくりんまぶしきつゆはれま  本土寺の紅葉の稿にこの紫陽花寺を知ったなれそめを記したが、噂通りの素晴らしいお庭を拝観 出来て嬉しかった。
 この吟行会は、いろいろな結社で活動している人達の寄り集まりではあるが、俳句とは何かを 各人が考えて作句しているので句会となっても面白い。
 北小金は駅から寺の本堂前まで人の波であった。五重塔の横から墓地の路地にはいると、靴の底に 固いものが当たる。拾いあげてみると無患子(むくろじ)の実であった。6月頃花をつけると歳時記にはあったが、実がこんなにころがって いるとは思わなかった。実は秋の季語であり、新しい発見ではあったが、とても句材にはなり にくかった。
あじさいのいろはひとなりかげとなり


   梅雨晴間五重の塔の影深し

   日のあたる紫陽花万華鏡のごと

あおぞらへよひらのまりのあかさかな


   一山のあじさゐが供華二天王

   青空へ四葩の毬の紅さかな

   紫陽花のなだるる池や弁天堂

 右に下って先ず本堂に参拝した。完全に人気は紫陽花に取られ列はあったがご本尊は寂しげで あった。供花に紫陽花はなかった。
 人の流れに乗って庫裡の裏手から菖蒲田に出る。2,3日遅い感がしたが、十分に花菖蒲も観賞出来た。きれいな水の流れる溝にはお玉杓子が 濃い影を落として泳ぎ、弁天池にはいろんな種類の蜻蛉が飛んでいた。紅白の睡蓮も美しい。
 1時間半ほど吟行の後昼食を取るために駅前に戻った。



   菖蒲田にむらさきの風生れにけり

   小流れの影に戯る夏の蝌蚪

   あぢさゐの色留めたる川とんぼ




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