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小松寺

冬紅葉沼の水面の動かざり




 今年も静寂な小松寺の紅葉が見たくて行ってきた。
 少し早かったのか全山紅葉とはゆかなかったが、山の早い入り日に輝く紅葉は歴史ある古寺と相まって 素晴らしい物であった。仁王門は朱が新しく塗り替えられ、奥の院への径も整備されていた。
 賓頭盧尊の座す漢音堂の柱にばったがいたのも印象的であった。また、本堂横で善哉を売っていたが、 住職自らの給仕で味も大変よかった。
照紅葉称名洩るる山の寺
暮易し朱塗り新たな仁王門
冬温しどんぐり眼せし仁王
賓頭盧の総身に冬日紛れなく
残る虫観音堂の階段(きざはし)に
賓頭盧の影濃き御堂四温晴
善哉に杖休めたり紅葉寺
日を受くる紅葉隧道奥の院
落日や欅紅葉の一処



吟行日 2016,11,20
この項了


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