本土寺の紅葉

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  薄紅葉の本堂
薄紅葉の本堂 

本土寺


本土寺や紅葉広ごる青き天(そら) (2003,11)  本土寺に関しての知識は、私が鎌倉や我が家近くの紫陽花寺の自慢をしたときに、松戸の住人である 友人の1人が紫陽花ならどう言っても本土寺には敵うまいと言い、その記憶が残っていた位のことであった。
 今回その友人が家を新築したのに託け、彼の家で酒を飲むこととなった。
 そして彼の本土寺の紅葉も素晴らしいとの勧めで参詣し吟行することが出来た。
 本土寺はJR北小金駅の近くにあった。北口の昔風の商店街を抜けると、歴史を感じさせる大木の 松並木に出る。この辺に来ると、何処の門前でも見られる、漬け物などのお土産屋や茶屋が並んでいた。
 仁王門の周りは楓もあるのだが、全く紅葉していなかった。まだ早すぎたかと残念に思いつつ 拝観料を払い寺苑に入った。
 中に入れば、全山紅葉とはいかないが、至る所で紅葉しており、翌日は夜間も開放するとかで、 ライトアップの準備も進められていた。
 入口で貰ったパンフレットに拠れば、本土寺は源氏の名門平賀家の屋敷跡だそうで、1227年 に領内の地蔵堂を移し、法華堂として日蓮聖人から長谷山本土寺の寺号を授かったとある。
 いろいろなお堂があり、広い苑に散らばっているが、長い回廊でつながっていた。
 お陰様で楽しい紅葉狩りができた。なるほど、紫陽花、花菖蒲の季節もさぞやと思わせる寺苑の たたずまいではあった。
ただ我が家から行くには些か時間がかかり、「私の吟行地」の趣旨には外れるかとも思ったが、 素晴らしい紅葉であったのでアップすることとした。
口あけて行く人多し紅葉狩 (2003,11) 紅楓(こうふう)の万華鏡とはなりにけり (2003,11)
弁天堂覆ひ尽くせし紅葉かな (2003,11) 滝音に紅葉かつ散る像師堂 (2003,11)

最終吟行日2003,11,19





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本土寺の紅葉二
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