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再び柴又から矢切の土手へ



早春の細き桟橋よく撓む 


吟行会下見と本番

 私が所属する俳句結社「伊吹嶺」は本拠地が名古屋にある。
 従って、関東地方の吟行地に疎い傾向があると、主宰が年に数回関東を吟行する吟行句会を催す こととなっている。
 東京支部は春の柴又吟行を提唱し受け入れられたため、4月5日の吟行スケジュールや句会場 準備のため、2月末に下見を行った。
 その時のものと吟行会当日のものを少し載せて追加しておく。


 引鴨の群夕照に風を読む

 釣人の居眠むる土手や獺祭

 下町に煙突遠太し土手青む

 
 寅さんの座りし土手や犬ふぐり
08年「伊吹嶺」伊吹集7月号収載

 櫓捌きや舳先かげろふ渡し舟
吟行句会主宰選入選句

 法池の底にあまねし春日射す

 あたたかし蛙のおもちゃのみ売れり

   最初の二葉の写真と四句は下見時のもの。残り二葉の写真と四句が四月五日吟行句会当日のもので ある。
 当日は、まだ桜が十分に鑑賞に堪えられた上、帝釈天では早めの甘茶祭が開催されて稚児行列 まで見ることができた。しかし、人ごみも相当なもので写真はどこも良いアングルを得ることが 出来なかった。
 とにかく遠来の連衆が喜んで頂けたことが最大の吟行会であり、反省飲み会も主宰までご同席 頂き楽しい一日を過ごした。

吟行日2008,04,05
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