横浜山手 初冬

小判の写真は写真の上でクリックすれば大きくなります。
戻るボタンで元に戻ります。
 


外つ国の船の汽笛や文化の日
09伊吹嶺誌2月「伊吹集」収載


 11月3日俳句結社「伊吹嶺」の東京吟行会が行われた。
 「伊吹嶺」は本拠地が名古屋であり、関東勢はあちらで大会が行われる度にお世話になっているので、こちらに集まる 吟行会は少しでもその恩返しが出来ると皆張り切っている。
 それほど寒くもなく、綿虫のよく舞う日和であった。トップの写真は下見の折りのものである。当日は霞んでほとんど 見えなかった。
 35名も参加者があり、最後の中華街での夕食会まで本当に楽しく過ごすことが出来た。
 今回はあまり写真を撮る暇もなかったので、順序は逆になるが以前の春に吟行した時の写真と句を再録させて頂いた。
 その時の句は今回載せるにあたり推敲したものが多い。
 


 綿虫や地震に潰えし異人館
09伊吹嶺誌2月「伊吹集」収載

 大正の煉瓦遺構や銀杏降る

 木枯しや玻璃戸の歪む異人館




 資料館ゆりの木の葉の散り急ぐ

 ベイブリッジ見はるかす丘雪ほたる

 原色の関帝廟や冬に入る

[了]
吟行2008,11,03
頭へ
横浜山手 一月
新新「私の吟行地」目次へ
新「俳句とカメラで綴るムーさんの歳時記」へ
俳句とカメラで綴るムーさんの歳時記(トップ)へ