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師走の佃島

 師走のある日、伊吹嶺の吟行会を佃島で開催した。
 狭い界隈ではあるが、年末ともなれば江戸の名残を感じられたと、遠方からの連衆は大変気に入って くれた。
 町内が一つになっての餅つきなども見られ、楽しい吟行句会が出来た。
 僅かの吟行句であるが、記録に残して置く。

    ネクタイの人が餅搗く佃路地

  木の葉散る鰹節形の鰹塚

 鯊の竿大川岸を埋めをり

 短日や朽ち看板の佃煮屋

 色褪せし煉瓦倉庫や蔦の枯

 葉牡丹を植ゑし木箱や佃路地

2007,4月号「伊吹嶺」伊吹集掲載句

吟行日2006,12月





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