写真は写真の上でクリックすれば大きくなります。
戻るボタンで元に戻ります。
御宿

南風吹く駱駝の王女目の遠し




月の沙漠




砂紋
 御宿は加藤まさを作詞、佐々木すぐる作曲の童謡「月の沙漠」で有名である。沙漠は砂漠では無く、砂浜とのことで ある。今回伊吹嶺の仲間を案内するに当たり、再訪したが、ここはやはり初夏から夏がお似合いの場所だ。
 行きたい場所は多くあったが、時間の関係で砂浜と最明寺だけになってしまった。
 他は、下見の時や、それ以前の写真や句であるが同時に掲載させて頂く。
初夏の砂紋に残る靴の跡

難破船救ひし荒磯青嵐

日盛や駱駝の像のてらてらと

メキシコ記念公園
最明寺と音妙寺


最明寺
 御宿の地名の由来の寺である。北条時頼がこの最明寺に宿泊した折りに詠んだ歌がそれで、本堂右手に少しだけ見える 石碑に、この歌が刻まれている。
 ちょうど刻の鐘を打ちに出てこられた住職に色々とお話を伺えたのは有難かった。洞窟の大日如来や巨大な槇など、 見応えのある物も多い古刹だ。
 今回は寄れなかったが、最明寺に並んで、音妙寺がある。此処は、尾崎士郎の「人生劇場」ゆかりの寺とのことであるが、 裏山からの眺めも素晴らしい。
青嵐や銅葺の屋根急勾配

裂け目より洞の如来へ若葉光

海原の見ゆる鐘楼大南風

洞窟の如来の白毫に光

妙音寺
堂涼し写経に集ふ村の衆
17年伊吹嶺誌12月号遠峰集
爽籟や波音寄する妙音寺
17年伊吹嶺誌12月号遠峰集
秋あかね海に真向ふ蜑の墓
吟行日2019年5月23日
妙音寺吟行は2017年8月29日
            この項了


頭へ

房総の四季目次へ

トップページへ戻る