新年、春 その六
写真の上でクリックすると画像が大きくなります。戻るボタンで戻ります。
狐の牡丹。季語 春。
昔は田圃の畦などでよく見かけたが、近頃はあまり見かけない。可憐な花だが、毒草だそうだ。
大田区洗足池にて。
狐の牡丹小流れ早き畦の道
青木の花。季語 春。
冬の青木の実になる花。これは雌花で雄株の花は、さらに地味である。直径5ミリほどの花である。
桃の花、花桃。季語 春。
実になる桃と花桃とがある。緋や白。枝垂れ、八重咲き、咲き分け(源平桃)など種類が多い。
写真は1本の木で咲き分ける源平桃。本郷 法真寺にて。
イヌガラシ。ジュウジバナ科。
あぶら菜(菜の花)に似ている。葉の茎への付き方が違う。背丈は7,80aあった。
我が家の前の川原土手にて。
豌豆の花、花豌豆、(豆の花)。季語 春。マメ科。
季語豆の花は、本来はそら豆の花を指す。豌豆の花色は他に白もある。三囲神社にて。
神主の小さき農園豆の花
2007年7月号伊吹嶺「伊吹集」収載
連翹(れんぎょう)、いたちぐさ。季語 春。ヒイラギ科。
詳しくは連翹、シナレンギョウ、チョウセンレンギョウと三種類に分かれるようだが、ほとんど 見分けはつかない。
ノニガナ。4月〜5月頃、低地や水田に生える。キク科の2年草。
多分漢字で書けば、野苦菜なのだろう。
黒文字の花。季語 春。クスノキ科
3月〜4月黄色の小花をいっぱい付ける。木に黒い斑模様があり、これを文字に見立てた。
木を折ると香りが良いので、爪楊枝に使用。爪楊枝の代名詞にもなっている。
仏の座、宝蓋草(さんがいぐさ)三界草とも書く。シソ科。
花の下の葉を連座に見立てる。正月の春の七草にある、仏の座ではない。下の小鬼田平子がそれ である。
小鬼田平子(コオニタビラコ)。キク科。
3〜6月田畑や川岸などに見られる。若芽は春の七草として食用にされる。 正月の季語、仏の座はこの草。
次へ
新年春の前へ
夏へ
秋へ
冬へ
「俳句と写真」へ戻る