蘇州・上海・北京



黄浦外灘(がいたん)の夜景 上海
 夕6時頃上海に着いた。まずは夕食を摂り、雑技団を鑑賞してバンドと言われる外灘に行くこととした。
 食事は小籠包中心の上海料理、それに上海に来たからにはとスペシャルオ−ダーで上海蟹を頼んだ。テレビなどの 食べ歩き番組などで、大変美味そうに食べていたが、高いばかりで日本の毛蟹や松葉蟹ほどの味も食いでもなく、 がっかりであった。はさみに腕輪をはめているだけの蟹である。

上海雑技団

とにかく体が柔らかい。それに美女揃い。
テンポも良かった。
一番下は体を反らして足を前に持ってきてその間から顔を出している。
全員山高帽を順繰りにかぶって、ぬいで違う人に渡す。コミカルで面白かった。 美女軍団による、皿回しのマスゲーム。
椅子を10段以上積み上げて、その上で倒立。最上段の椅子をさらに不安定な形にしての倒立も行ったが、 見とれてシャッターが切れなかった。 球体の中でオートバイを走らす。子供の頃、2台で走るのは柴田サーカスかで見たことはあったが、何と5台の オートバイを走らせていた。
 日本でもテレビで実技団の演技は見たことがあるが、やはり実演は迫力も違い楽しかった。同様な実技団は北京にも あるそうだが、ガイドの話では上海が上だそうである。

上海の夜景

 この夜景が上海の売りの一つとなっている。外灘(がいたん)と呼ばれるが、上海に租界があった頃からバンドとも 呼ばれている。黄浦江沿いのこのあたりは、イギリスの租界であった。したがってヨーロッパ風の建築群が並んで 異国情緒をかもしだしている。今では夜の名所で建物はライトアップされている。
 人出はものすごく多く、スリとルイヴィトンの偽物売りの活躍場だ。偽札入は最初100元(1400円位)が3個 に成り、5個になりバスに乗り込む頃には20個で1000円で良いから買えとしつこいことこの上もなかった。
 トップの写真は対岸のテレビ塔で468メートル、アジア最大だそうである。



うそ寒や偽物売りに囁かる
「伊吹嶺」2005年2月伊吹集収載

 それでも上海の夜景を堪能してホテルへ引き上げた。
前へ
次へ