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普段は人影もない銭洗弁天も行列を作り、弁天池では銭を洗う人が沢山いた。雲一つない初御空に
昼月がぽっかりと浮いていた。
ふんはりと枯木離れり昼の月
枯木山善男善女見下ろせり
銭洗ふ初弁天の列長し

山の上の奥の院は数年前に浮浪者の失火で焼けてしまっていたが、コンクリート造りに再建されていた。
残念ながら昔の幽玄さはなくなったが致し方ない。ここまで来る人は十分の一もいない。茅の輪を支える
笹竹が青空に刺さっていた。
急磴の奥社囲めり寒の晴
結界の竹の高さや初御空
昼月の如く初夢消えにけり