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追儺鬼三本指で児をあやす
春まぢか日差しの中の老い二人
対岸に舫ふ渡舟や春近し
12年伊吹嶺5月号遠峰集収載句

岸辺にはからからに枯れ切った草じらみが大人の背丈ほどに伸びて揺れていた。気がつけばズボンに
たくさんの実が付いていた。
枯れ切つて矢切の土手の草じらみ
12年伊吹嶺5月号遠峰集収載句
草じらみ齢忘れてぶつけ合ふ

この前結社の吟行会でお世話になったお土産のお店も今はなくなり、そのお店に紹介を受けて反省会を
した呑み屋さんもなくなっていた。
参道の川魚屋で一杯飲みながら即席の吟行句会。日脚の延びた空を見ながら、寅さん映画を偲びつつ、
柴又の駅に立った。
寅さんの帝釈天や冬あかね
柴又の帰り参道日脚伸ぶ