冬ざれや武甲山の肌の削られて
草木なき山の斜面を北颪

明治七年完成の権現造りの本殿は、極彩色の彫刻もあり立派だ。宝くじに縁のある神社とのことで、この
後参詣した、和同開珎の銅を産出した場所を祀った聖神社と共にあらたかなのだそうだ。年末ジャンボを
買わねばならぬと思いつつ、お賽銭を投げた。
紅葉としては、今回この鳥居の傍が一番見応えがあった。
秩父路に銭の神社や暮易し
眼前に秩父の山河牡丹鍋

長生館で牡丹鍋を食べた。猪鍋を食べることにより、昔を思えばこの山間の村が良く栄えたものだと
思う。この長生館にも虚子の句碑があったが、宝登山神社始め今回は訪問できなかったが、撫子寺には
沢木欣一句碑など句碑だらけの町でもある。
冬桜神社の前に籤売場
冬夕日銭の神社の梁照らす