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日本橋と日銀(東京都中央区)

包丁研ぐ木屋の研師や寒土用
室町コレド内木屋さんにて
本年最初の吟行と言うことで、日本地図の元標となる日本橋を選んだ。
ここは三菱の丸の内に対して、三井の日本橋である。丸の内と同様に歴史的建造物が並ぶ。三越本店の隣が
1929年竣工の旧三井ビル。その奥に2005年竣工の三井タワーが並ぶ。新旧のビルに感慨を新たにする。
旧三井本館の前に昨年出来たのが室町コレドである。老舗を集めた商業施設と多目的ホールで、往時の日本橋の
賑わいを取り戻そうと計画している。
三越と旧三井本館の間を抜けると、日本銀行がある。内部の写真撮影は禁止されており、載せることは出来ないが、
1ヶ月前位に予約すれば見学が出来る。
中庭には馬の水飲み場があったり、震災の傷跡の残る地下の大金庫など、見る物は多い。金貨を量ったと言う
大きな天秤なども面白かった。
廊下には歴代日銀総裁の絵が掛けられている。伊藤博文、高橋是清などの他、最近の総裁の絵を見てもその
当時の生活が思い出されるから不思議な空間である。
首都高に覆われた日本橋の下には日本の道路元標がある。その向かいは最初の魚市場の跡で、乙姫様が鎮座して
いる。
鰹節のにんべんや榮太楼本舗、箔座日本橋、刃物の木屋などを覗いた。面白く新しい日本橋の見所になると思った。
左は旧三井本館ビルと新しい三井タワー
大寒の空に新旧三井ビル
正月やショーウインドに金の菓子
初買ににんべんの節試し食ふ
日銀は金座跡とや初吟行
凍て光る金貨量りし大天秤
日銀に震災の痕あと寒厳し
鳩並ぶ道路元標冬景色
托鉢僧の裾にビル風寒に入る
待人やライオン像に春著の子
河岸跡に小さき木叢や笹子鳴く
日本橋の空に道路や底冷ゆる
金箔屋の金の小部屋や小正月