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葛飾花火大会

 7月25日友人から面白い花火見物が出来るから行ってみないかと誘われた。
 6月に訪問した柴又の江戸川での大会だと言う。矢切の船頭さん宅に伝手のある方を知っていて、 舟から見物できるとのことで寄せてもらった。
   先日見逃した寅さん記念館を見学、時間をつぶす内にしだいに暗くなり、夕風が涼しい。
 土手は青いレジャーシートで覆われてしまった。
 焼き鳥やたこ焼きの匂いが辺りになびき、花火の空砲が、酒を欲する腹に響いた。
 乗り込んだ舟は矢切側に舫はれ、先ずは飲食から。夜の川風に吹かれながらの一杯は格別の味で あった。


土手覆ふレジャーシートや大花火

消防のボートに隣り花火舟

大揺れに揺るる料理や舟遊山

柴又の灯の揺れ通し船遊び
06年「伊吹嶺」伊吹集11月号収載

 こんな間近で花火を見るのは若かりし学生の頃、当時の女友達と見て以来のことだ。
 俳句を作り始めてからも、花火の句は遠花火しか記憶がない。
 消防署の見解がうるさくなり、来年も今回同様な舟の上からの見物が許されるか解らないが、 昭和初期の風情がある花火見物ではあった。

フィナーレの川面明るし大花火

花火果て土産に買へり草団子

吟行日2006,7,25

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