水郷と小江戸の佐原

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しもふんでろくけんだいにまみえけり
   裏窓に秋の風鈴鳴りやまず

小江戸の佐原

 川越と共に小江戸と呼ばれる佐原と水郷に行ってみた。未だに東日本大震災の痕はひどく、伊能忠敬の 生家などはほとんど修復もされておらず、いたるところに崩れたあとや液状化の跡を見ることが出来、 改めて深刻な気持ちになった。六年ぶりの佐原である。
佐原駅は藍暖簾が掛かっており、温泉場にでも来たような雰囲気だ。

 秋風や佐原駅舎の藍暖簾
平成二四年伊吹嶺誌七月号遠峰集収載
 秋暑し煉瓦の家に避雷針
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