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 タイムスリップしたような旧い町並みが続く忠敬生家の近くに車を止めて、忠敬生家や記念館、そして 土蔵造りの家々などを見て回った。観光客は少なかったが、昼食時はどこも溢れていた。生家はブルーシート に包まれていた。他にも半分軒が潰れたままの家や、瓦が落ちて積まれている家。反面新しい瓦が屋根に 輝いている家も目に付いた。伊能記念館では、小学生が夏休みの宿題か?懸命にメモを取っている姿が ほほえましい。

 秋麗や紅売る店は素顔(すつぴん)
平成二四年伊吹嶺誌十一月号遠峰集収載
 さやけしや伊能図覗く小学生

 烏口に残る墨あと紅木槿

 忠敬生家の隣の鮮魚割烹。店の奥にまんじゅうの看板ばかり並んでいたので足を止めただけであったが 後で知り入ってみたい店であった。
 運河の流れには小舟に観光客をいっぱい乗せていたが、この辺は歩いた方が楽しめる場所だ。
 色褪する老舗の暖簾水の秋

 秋思濃し地震修復の忠敬家

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