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寒川の初詣
灯を点すねぷたの見得や初社
初詣は2004年以来9年ぶりだが、寒川神社に出かけてみた。
図書室の寒川神社を見たら、当時も駐車に往生したようであったが、今回は少しゆっくりに出たため
余計にひどく、ようやく20分も歩く遠い駐車場に止めた時には風が強く、夕日が眩しかった。
今年も神門には青森のねぷた師が作った立派なねぷたが飾られ、ちょうど灯が入ったところであった。
お神籤は単なる吉、すなわち凶でないと言うだけだ。
まあ動ける体で、へたな俳句でも例年通り作れれば良しとせねばならないだろう。車では酒もまま
ならず、屋台を冷やかして買った、へんなものを囓りつつ帰った。
富士颪神社の幣を引きちぎる
夕の日に光る擬宝珠や初松籟
警備員マスクのままに声涸らす
初神籤見せ合ひはしやぐ女高生
山茶花を明々とす屋台の灯