神田明神と湯島天神
写真は写真の上でクリックすれば大きくなります。
戻るボタンで元に戻ります。
七彩に神門しづる雪解水
'13年伊吹嶺誌5月号遠峰集収載句
今までメールで句会をしていた、関東の同人も人数が増えてきたことでもあり、毎月句座を持ってお互いに研鑽
し合おうと、この日本郷の天喜で立ち上げ句会を開催することとした。
句会は夕方からとし、お茶の水から神田明神、湯島天神を吟行して天ぷら屋に集まることとした。
2,3日前の大雪で、空は寒晴れであったが路上にも、隋神門や本堂の上にも雪が残り、雪解け水が神門の七彩を映し
綺麗であった。
聖堂の枯木に懸かる昼の月
雪解水横切る路の一所
明神の朱の神門を雪解風
水桶に音立ててゐる雪解かな
お茶の水の空には薄い昼月が架かり、梅にはまだ早い湯島天神は相変わらずの絵馬の鈴生りで賑わっていた。露天
では神社の境内であるのに、お経を唱えてお守りを売っていた。
あまり効果がなさそうなので、私は梅茶を買って土産とした。梅園の雪の隙には菫が芽をだしていた。
句会の後は楽しく美味しい天ぷらを肴に次回からは第3土曜日を定時句会とすることなどを決めて散会した。
初守り神社で売るに経唱ふ
強風に絵馬かたかたと大試験
合格の十割蕎麦と蕎麦売れり
小さき葉は菫なるべし雪の隙