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野島公園の眺望

 別邸を出ると横浜唯一の自然砂浜に出る。前述のように汐は僅かに引いただけで貝を掘ることは出来なかったが、馬刀貝まで生息して いるとのことで、再度挑戦してみたい。バーベキュー広場で楝の花の匂いの名かで弁当をひろげた。
 小さな子供は海に入れなかったが、はや素っ裸で夏を満喫していた。


 若葉影踏板軋む勝手口
13年伊吹嶺誌8月号遠峰集収載

 裸の子渚の波を逃げまどふ

 楽しさや弁当に散る松の花

 貝塚の小山に登る手前に野島神社がある。御稲荷さんで磴の両側に様々な陶の狐が祀られていた。祠は午後の日を羊齒若葉が受け入れて 明るくスポットライトを浴びたようになっていた。


 百態の陶の稲荷や木下闇

 羊齒若葉稲荷の祠明るうす

 貝塚を覆うてゐたり花楝

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