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杖の身にとって、ここの登りはきつかった。険しい石段が続く裏道であったため何度か息を整えた。津波の恐れのある海辺には
とても住めないと思った。山頂の楝はまだ蕾であったが、水木は白い花を葉の上に載せていた。日産の追浜工場が対岸に見え、試走を繰り返す
のも見えたが、行き来する船や眼前を飛ぶ燕に心を癒された。
金沢八景に戻り句会の後、野島の夕照を愛でながら反省会が出来たのは嬉しい限りであった。
試走車のテストコースや水木咲く
13年伊吹嶺誌9月号遠峰集収載
峰雲や鳶の長鳴く展望台
大小の航跡眩し夏つばめ
広重の夕照斯くやビール干す