写真は写真の上でクリックすれば大きくなります。
前へ

 絵島屋敷は城址の南外にあるが、城址に戻り、この碧梧桐と弟子の奇壁との裏表の師弟句碑(この裏に碧の 「西駒は斑雪てし尾を肌脱ぐ雲を」がある)、井泉水の句碑、頭の写真の無字の碑郷土の人が、 伊沢多喜男の碑を建てようと計画したところ、同氏が承諾しなかったので碑文の無いまま建てたものだそうだ。)など が沢山ある。
 満開の桜の下ならば素晴らしい散策路であろう。
 春雨や西向きに建つ碧の句碑

 花の雨濡らせり碧の師弟句碑  
伊吹嶺誌十二年九月号遠峰集収載句


 城址の北側には旧藩校進徳館で明治時代には小学校ともなり、多くの人材を輩出した。また建物は家老 の家を流用したものだそうだ。開放的で大きな家だ。庭には牡丹や紫陽花が芽を噴いていた。
 縁側の高き藩校芽吹山

 藩校の教場広し牡丹の芽  

次へ