
尖石遺跡は八ヶ岳西南山麓1070メートルの台地にある。昭和5年から発掘調査が行われており、未だに続いている。
|
![]() |
| 完全な形に復元された土器がたくさんある。よく見ればいろいろな図形が描かれていて、 芸術性も高い。破片も沢山展示されている。 | 女の土偶は他の遺跡でもでるが、男らしき土偶はあまりない。ひきかえ、シンボルだけは 各地で出土するようだ。縄文時代は完全な女系社会であり、女はすべてが敬われる対象であり、男は子作りの 道具としてだけしか見られなかったのかも。男は種馬的存在であったかもね。これをチン説と言う。 |
この項のトップにある復元住居の写真は、与助尾根遺跡である。住居の周りの森は橡や栗や胡桃が実を付け、木苺、草苺
が赤い実を付けていた。今よりも気候は暖かだったようであるから、さらに豊富な木の実があり、狩りの対象物も
豊かだったと想像できた。そして草原には左の写真のような花野が見渡す限り続いていたのだろうか。
東京目黒の柿の木坂に本店があるという中華料理店で昼食をすまし、龍神池を中心に高原を散策。秋を感ずる涼風に
身をゆだね、早雲の変わりやすい八ヶ岳の山容を満喫した。
朝食前にNさんの別荘地に流れる沢に降りてみた。八ヶ岳からの水であろうか、勢いよく飛沫を上げていた。奥様の
話ではビールでも西瓜でも流れに浸けておけばすぐに冷えるそうだ。こんなそばに流れがあるのに、あまり湿気を感じない。
高度の所為かも知れないが、大変気持ちの良い別荘地であった。
牛はのんびりと行動していたが、一頭の牛が近づいてきて大きな目でじっと私を見つめた。その瞳は絶対に何かを訴えて
いる目であった。