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日本語は新附の民に難しとふ論議はつひに吾を苦しむ
きほひつつ山田孝雄先生の
國語の本質を貪(むさぼ)りて讀む
外人がむつかしといふ日本語を日本人も難しとはいふ
日の本をよしと思はば日の本の
さきはふことば用ひざらめや
マヤ文化インカの文化すでに没(な)し
ことばと文字も亡び果てにき
*注 光リ この号には他に、「銀杏集」武藤宏樹選。編集後記があった。だとすると、少なくともこの時期、父は 編集委員をしていたものと思われる。
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