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朱の多き芙美子の稿や寒椿
鳥渡る紙質の劣る芙美子の誌
残菊や港の丘に芙美子展
展覧会を出て今にも降りそうな空を見上げつつ、元町まで歩いた。芙美子には中華料理はそぐわないように 思い、中華街はやめて、野毛の呑み屋街に出向く。句友と本日の句を見せ合いながら延々と二人句会を続けてしまった。
うまづらを
突
(
つつ
)
く居酒屋時雨来る
[了]
吟行2011,11,09
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