今年も静寂な小松寺の紅葉が見たくて行ってきた。
少し早かったのか全山紅葉とはゆかなかったが、山の早い入り日に輝く紅葉は歴史ある古寺と相まって
素晴らしい物であった。仁王門は朱が新しく塗り替えられ、奥の院への径も整備されていた。
賓頭盧尊の座す漢音堂の柱にばったがいたのも印象的であった。また、本堂横で善哉を売っていたが、
住職自らの給仕で味も大変よかった。
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照紅葉称名洩るる山の寺
暮易し朱塗り新たな仁王門
冬温しどんぐり眼せし仁王
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賓頭盧の総身に冬日紛れなく
残る虫観音堂の階段(きざはし)に
賓頭盧の影濃き御堂四温晴
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善哉に杖休めたり紅葉寺
日を受くる紅葉隧道奥の院
落日や欅紅葉の一処
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