八坂神社の夏祭りが始まると、上総の祭の幕開けだ。この神社では昔から鯛を奉納して五穀豊穣を
祈る夏祭りが行われていたそうだ。明治時代に鯛の不漁がきっかけで現在の経木で作った鯛提灯を
奉納するようになったそうである。保存会の人々によってその技が引き継がれている。
街を子供御輿と鯛の山車が引き回される。七月最初の土日に開催されるようだ。
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肝煎のどかと腰据う夏祭
15年伊吹嶺誌10月号遠峰集
田舎銀座祭雪洞飾り立て
15年伊吹嶺誌10月号遠峰集
鯛ちやうちん下げて戻れり夏祭
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七月の最終金土日は七夕祭り。同時開催の茂原阿波踊が中日の土曜日に開催される。七夕も見事な
物で、平塚・狭山と並び関東の三大七夕と称されている。
横浜に居た頃平塚の七夕は見物したことがあるが、どちらも見事な星祭りだ。阿波踊りがあるだけ
茂原の方が上のように思う。なお、阿波踊りは関東では高円寺が有名ですが、こちらも猛追する予感
があります。
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七夕や街に茜の空残し
大西日風に吹かるる飾り笹
あかね空七夕竹の騒ぐ道
16年伊吹嶺誌11月号遠峰集
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さらに翌日の三日目はよさこい踊りがあるそうだ。しかし二兎緖追うのはどうだろうか?阿波
踊りに集中して場合に寄れば一日は地元観客全員参加型の踊りにしたいものだ。交通規制にしても
都会よりは少しはましに楽なのだから、やってみてはどうだろう。
女踊りも男踊りも良く練習が積まれていて見応えがあったが、一般人は入りづらいものがあった。
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下駄鳴らし出を待つ女阿波踊
腰落し踊る漢や足袋に汗
阿波踊拍手に終へてまた狂ふ
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