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行元寺
行元寺山門
行元寺は同じいすみ市の内陸側にあり、近くには多くの牧場、ゴルフ場のある地域にある。
行元寺は849年に慈覚大師により開山された東国最初の寺で、学問寺として、上野寛永寺学頭は代々当寺から出されて いる。
山門や本堂の豪華絢爛な彫刻は高松又八によるもので、桃山文化を継承したものである。客間の欄間は波の伊八の作で、 ここの「波に宝珠」の欄間が北斎に直接影響を与えた物とされている。
飯縄寺とこの行元寺の伊八作品は彼の全盛期の物として特に貴重な彫物とされている。
緑陰の堂に伊八の波頭
風来れば捨て田の葦の行々子
悪夢食ふ獏の木鼻や夕薄暑
行元寺鐘楼
吟行日2019年5月22日
この項了
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