 室町期様式の仁王門
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俳句「伊吹嶺」の栗田顧問を迎え、関東支部の有志も集い、上総一宮を吟行した。詠みたい物は点在しているため、波の
伊八の全盛期の彫物が残る二寺と太平洋戦争の風船爆弾遺跡。五輪サーフィン会場予定地そして芥川龍之介逗留の間などを
見て頂いた。翌日は御宿に足を伸ばして、最明寺と月の沙漠を吟行した。 飯縄寺では、堂内正面の伊八の欄間「天狗と牛若丸」、仁王門、鐘楼や水屋、芭蕉の蛙句碑を見学。住職の講話中も夏鶯 の美声が続き、良い時間が持てた。 |
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僧の説く色即是空ほととぎす １９年伊吹嶺誌８月号遠峰集 青嵐や義経寄りしてふ古刹 青嵐や蛙句碑立つ法の池 １９年伊吹嶺誌９月号遠峰集
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 花鳥風月の彫物のある鐘楼
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 風船爆弾発射の跡地
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閑話休題。第二次世界大戦末期、米国に風船爆弾を発射した場所の一つが上総一宮の海岸であった。現在は津波除けの小
高い丘の一画で、夏草に覆われているだけであるが、江戸時代は、幕府の砲台が築かれていた台場の跡でもあり、二本の石
碑が立っている。静かな田舎町にも意外な歴史があったのだ。 あってはならない戦争の痕跡であるが、来年は平和の象徴のオリンピックで、この一宮はサーフィンの会場に決まってい る。現在鋭意整備中であるが、世界から多くの人が来て、穏やかな海を楽しんで欲しいものだ。 |
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夏草や風船爆弾飛ばせし地 １９年伊吹嶺誌８月号遠峰集
浜昼顔五輪を開くてふ渚卯波立つ渚真白き九十九里 |
 サーファー
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