房総の四季
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やはらかき冬日差し込む誕生堂
伊八作と言われる誕生堂の欄間
仁右衛門島
千倉から海沿いに鴨川へ走る。この島は個人所有の小さな島で、二丁艪の手漕ぎ舟で渡らねばならない。
代々の仁右衛門さんだけが住んでいる。なかなかの風流人で島内には真砂女や秋桜子、風生などの句碑が
沢山ある。弁天の祠や風光も明媚で俳句を嗜む人間には楽しいところである。アロエの花が満開であった。
青鷺の舞い立つところをカメラに納めようと,暫くじっと我慢していたがついにこちらが根負けしてしまった。
二丁艪で渡る小島や冬温し
磯菊や仁右衛門島に真砂女句碑
汐湿る弁天堂や花八手
数へ日の鷺は動かず荒磯波
誕生寺
誕生寺は日蓮上人の生誕を記念して生家跡に建てられた寺である。生家跡は現在では明応大地震と元禄大地震の
二度の震災を受け、海中に没しているという。鴨川と勝浦の中間地点にある。鯛ノ浦と呼ばれる場所に再建されている。
普通水深30メートル以下にいる鯛がこの辺では10メートルにいるそうで、捕獲禁止となっている。
大きな立派な寺で左の写真手前は仁王門で、楼上の般若の面は左甚五郎作と言われる。また、トップ写真は誕生堂でこの彫刻は
欄間は北斎の波に影響を与えた,波の伊八の作と最近判明したそうだ。この辺の神社仏閣には他にも伊八の彫刻は多く見ることが出来る。
参道に灯籠の影冬夕日
短日や参道に曳く影長く