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一宮川の灯籠流とお盆

川風に読経高まる送り舟

一宮町一宮川




流燈と盆の月
 8月16日各家庭で送り火を終えると、一宮川に三々五々人が集まってくる。
 私もこちらに移住してより、お盆を月遅れの8月に変えて祖霊を祀ることとし、灯籠流しにも毎年参加に努めている。
 三枚目四枚目の写真は14年、15年の現在より少し河口近くで行われて居たときのもの。明るいうちから、流し初めていた。
 俳句は盆や送り火を詠んだものも含めて載せてある。
 末永く残し、また来年に詠みたい行事である。
盆なれば亡き友も来よ同窓会
10年伊吹嶺誌10月号遠峰集収載

立ち雲や精霊舟に浄め酒
11年伊吹嶺誌11月号遠峰集収載

盆の月終の棲の門照らす
 
14年伊吹嶺誌11月号遠峰集収載

 

平成14年の流燈会

夕照の河口
流灯の此岸離れぬもの一つ
14年伊吹嶺誌11月号遠峰集収載

荒波の寄する渚に茄子の牛
17年伊吹嶺誌12月号遠峰集収載

日の落ちていよよ明るし灯籠舟
 

 
最終吟行日2017年8月16日

            この項了


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